ロングテールキーワードをSEOの戦略として取り入れると、Googleから潜在的なトラフィックを簡単に取り込むことが可能になります。その結果、収益性の高いユーザーを集めることができ、安定したアクセスと売上を上げるブログを作成できます。
目次
1.ロングテールキーワードとは

ロングテールキーワードとは、競争の少ないニッチ市場をターゲットにしたキーワードのことです。複数のキーワード(3~4キーワード)の組み合わせで検索されるため、ユーザーの目的がハッキリしているので収益化しやすいという特徴があります。
上の図をみてください。この図では、ロングテールキーワードは検索全体の70%を占めるというデータが出ています。そのため、ビッグキーワードにばかり注力し、ロングテールキーワードに力を入れないのは70%のユーザーを取りこぼしていることになります。

こちらは、ユーザーがGoogleで検索する際に、いくつのキーワードで検索しているのかを示したグラフになります。この図からわかるのは、実に検索ユーザーの86.4%が3キーワード以上で検索していることがわかります。
1-1.ビッグキーワード
ロングテールキーワードとは逆に、1キーワードのみで検索される競争の激しいキーワードをビッグキーワードといいます。通常ビッグキーワードでのみで上非表示を狙うことはほとんどなく、狙ったとしてもユーザーの意図しているものをブログの中で価値提供できない可能性があります。そのため、SEOで上位表示を狙うのであれば、ビッグキーワードよりロングテールキーワードでブログ作成するのが現実的です。
1-2.ミドルキーワード
ミドルキーワードは、ロングテールキーワードよりも組み合わせて検索されるキーワード数がすくないキーワードをさします。主に2~3キーワードを組み合わせて検索され、ビッグキーワードよりは、ユーザーの目的が明確ですがロングテールキーワードほど詳しくはありません。
2.ロングテールキーワードのメリットとデメリット
ロングテールキーワードをSEOに取り入れるためには、それぞれのメリットとデメリットを理解しておく必要があります。その理由は、ただロングテールキーワードを見つけブログを作成しただけでは、収益性の高いトラフィックを呼び込むことができないからです。
2-1.メリット
【上位表示されやすいのでアクセスが増える】
複数のキーワードを組み合わせなので、競合が少なくなります。そのため、比較的はやくアクセスが増加するのを感じられます。
【コンバージョンが高くなる】
ロングテールキーワードは複数のキーワードを組み合わせて検索されます。ビッグキーワードで検索する人よりも、コンバージョンする意思が高くなります。ロングテールキーワードのトラフィックは収益に転換しやすいと言えます。
2-2.デメリット
【検索ボリュームが少ない】
検索するキーワードの数が多くなるので、検索ボリュームも少なくなります。そのため、間違ったキーワードでブログを作成すると、検索ボリュームがない=ニーズのない記事を作成してしまう可能性があります。
【似通ったブログが増える】
キーワードの数が増えるぶん、順番や言い方が違うだけでブログを作成すると似通ってしまう可能性があります。似通ったブログが増えると、互いにアクセスを奪い合う可能性がありSEOにも悪影響がでます。
3.ロングテールキーワードを使った戦略
ロングテールキーワードをどのように戦略に取り込むのか。ロングテールキーワードを見つけてただ記事にするだけではまだ不十分です。ここでより強力にSEOに効果のある方法がトピッククラスター戦略です。

これはHubSpotが提唱している方法です。ただブログ記事を増やすだけでは、似通ったブログが増え同じWebサイト内で競合する可能性があります。また、記事の内容も重複してしまう恐れがあります。これを整理し、それぞれの記事を関連づけることで、ブログ記事を押し上げる戦略です。

トピッククラスター戦略を取り入れたのが、こちらの図です。ピラーページと呼ばれる、柱となる包括ページを作成し、そこに関連したコンテンツをリンクさせます。これにより、重複することなくピラーページを押し上げることが可能となります。
4.ロングテールキーワードの探し方
ここからはどのようにロングテールキーワードを探せばいいのか、詳しく説明します。

Ubersuggestへアクセスし、ターゲットとしてるビックキーワードを入力検索。

検索結果がでたら、左側のメニューバーから「キーワード候補」をクリックします。

キーワード候補にフィルターをかけ、キーワードを絞ります。

「検索ボリューム」の最小を500、「SEO難易度」の最大を40に設定し適応ボタンをクリックします。

検索結果から3単語以上のキーワードを探します。今回の場合、検索結果から次の3つ表示されています。
「ダイエット おやつ 手作り」
「ダイエット メニュー 夜」
「ダイエット 摂取 カロリー」
この3つのうちSDの数値が低く、CPCの高いキーワードを選びます。ここでは、SDの数値が低く、CPCが一番高いのは「ダイエット 摂取 カロリー」です。
※SDが低いほどSEO難易度が低くなります
※CPCが高いほど収益性の高いキーワードとなります

キーワードの選定が完了したら、「→」をクリックしこのキーワードの上位10件の検索結果を確認します。

上位10件の検索結果から、上位2位までは流入見込みが多く、2位と3位はリンク数が少なくSNSのシェアが0となっています。この結果から、十分に上位を狙えるキーワードだと判断できます。この方法で、ロングテールキーワードを見つけブログ記事を作成すれば、収益性が高く上位表示させることも難しくはありません。
5.結論
検索ユーザーは日々賢くなっています。どんなキーワードで検索すればいいのかも理解しています。そうした変化の中で、ロングテールキーワードをSEOの戦略として上手く活用することができれば、確実にアクセスを増やし収益につながるブログを作成することができます。人から求められているブログは、時間が経っても安定的なアクセスを生むためそれ自体が資産となりえるのです。あなたは、資産を増やすために、まず何からはじめますか?