こんにちは。しゅうさくです。この記事ではUbersuggestの基本的な使い方から、上位表示されやすいキーワードの見つけ方、競合のトラフィック状況などの確認方法について説明しています。
僕自身も、競合サイトがどんなキーワードでどれくらいのトラフィックを呼び込んでいるのか。どんなキーワードなら上位表示できる記事を作れるか。そして、自分が投稿した記事の検索順位が何位なのかを知るのにUbersuggestを利用しています。
Ubersuggestがどんなふうに使えるのか、そしてどう使えばいいのか参考にしてみてください。
目次
1.Ubersuggestとは
UbersuggestはSEOを目的に作られたツールです。世界中で50,000万以上のユーザーに利用されており、MicrosoftやAdobeもUbersuggestを利用しています。無料(回数制限あり)で利用することができ、簡単に自社のSEO状況や競合のトラフィックの状況やアクセスを集めいてるWebページやキーワードを知ることができるとても優れたツールです。SEOのコンテンツを作成するのであれば、どんなキーワードでどんな内容のものを作成すればいいかを知ることができます。使いこなすことができればともて強力な武器になるので、まずは使い方や見方を覚えてみてください。
1-1.Ubersuggestを使うメリット
Ubersuggestの一番のメリットは、自社・競合のWebサイトの状況を無料で分析できる!ということです。ただし無料版は回数制限(1日3回まで)がるため、SEOを本気で行うのであれば、回数制限のない有料版をおすすめします。
Ubersuggestを使いこなせるせば上位表示させることも難しくはありません。もちろん、どんなキーワードでも上位表示できるということではなく、どのキーワードなら上位表示させられるかという意味です。
1-2.Ubersuggestでわかること
Ubersuggestは何ができるのか。以下、できること一覧です。
<登録したWebサイト/競合サイトの状況確認>
登録したWebサイトの、月間トラフィック数、被リンク数、検索順位、SEO問題点の監視
登録した競合サイトの、月間トラフィック数、被リンク数、共通キーワードの確認
<キーワード分析>
月間検索数、SEO難易度、有料難易度、クリック単価、検索した何人がクリックしたか、検索者の年齢層、キーワードの候補、コンテンツの候補
<キーワードリストの作成>
気になるキーワードの保存
<競合分析>
競合サイトの、月間トラフィック数、ドメインオーソリティ、被リンク数、流入数の多いWebページのタイトル、流入をもたらしているキーワード
<SEO探索>
競合のSEO対策状況、月間トラフィック数、ドメインオーソリティ、被リンク数、被リンクの獲得&消滅時期と数
十分すぎるほど充実した機能です。
2.Ubersuggestの使い方
Ubersuggestの使い方を詳しく説明します。
2-1.ダッシュボード
自社サイトや個人で管理しているWebサイトを上位表示させるために、いま不足している項目を表示してくれます。利用方法は簡単で、「最初のプロジェクトを登録する」をクリックします。
サイトURL :WebページのURLを入力
サイト名 :サイト名を入力
国や都市を入力 :ビジネスを行っている地域を入力
※3カ所以上の入力を推奨しているので、地域を細かくして入力してみてください
追跡するキーワードを追加します。追加する方法は「既にランクインしているキーワードを追加」から「+」をクリックして追加するか、「キーワードを入力」から直接入力する方法があります。また、キーワードが多い場合はCSVからインポートすることも可能です。
ランク追跡頻度 :毎週か毎日のどちらかを選択
モバイルランク追跡 :オンかオフどちらかを選択
隔週開催のライブコーチング :「いいえ」か「はい」どちらかを選択
SEO対策個別相談 :「いいえ」か「はい」どちらかを選択
アクセスアップを当チームに依頼したいですか? :「いいえ」か「はい」どちらかを選択
これで登録完了です。
登録が完了すると、上の図のようにサイトの状況と改善すべき項目を詳しく説明してくれます。表示された項目に沿ってサイトを改善すれば、上位表示されるという仕組みです。
2-2.ランク追跡
あらかじめ追跡したいキーワードを登録しておくことで、SEO検索順位をチェックすることができる機能です。自分の記事が検索結果で何番目に表示されているかは、流入数に大きく影響します。また、順位が低い場合は記事をリライトして上位表示させなければいけないため、検索順位は重要な指標の1つです。では、どのように使えばいいのか一つづつ説明します。
・「キーワードを追加」をクリック
・「キーワードを入力」に追跡したいキーワードを入力
・「追跡開始」をクリック
これでキーワードの追跡が開始されます。
実際のキーワード追跡画面です。SEO検索順位、ランクインしているURL、そして検索順位の推移が表示されます。こちら毎日もしくは毎週のどちらかで結果表示を選択できます。とても便利です!
2-3.キーワード分析
・検索したいキーワードを入力
・日本語を選択し検索をクリック
キーワード概要
検索ボリューム :1ヵ月の検索ボリューム
SEO難易度 :純粋に検索された場合のSEO難易度(数字が小さいほど難易度が低い)
有料難易度 :広告を使用した場合のSEO難易度(数字が小さいほど難易度が低い)
クリック単価(CPC) :クリック単価
検索ボリューム :モバイル・パソコンの年間検索ボリューム
検索したキーワードをクリックした人の人数、そのキーワードを検索した人の年齢層が表示れます。
キーワード候補
キーワード候補では、「サジェスト」「関連」「疑問」「比較」というカテゴリー毎のキーワード候補を表示することができます。
VOL :1ヵ月の検索ボリューム
CPC :Google広告のクリック単価
PD :有料検索(広告)の競合分析結果
SD :オーガニック検索の競合分析結果
※PD、SDともに数値が低い方がSEO難易度が低いキーワードとなります
検索キーワードのボリュームや競合の強さを確認することできます。SDでは通知が低い方がSEO難易度が低く、数値が高ければそのキーワードで競合と競うのは難しいと判断できます。
FILTER
フィルター機能をオンにすると、検索ボリューム、有料難易度、クリック単価(CPC)、SEO難易度など条件を絞って検索することが可能です。また、キーワードの追加・除外も可能です。この機能はとても便利で、SEO難易度を絞れば上位表示しやすいキーワードを簡単に見つけられます。詳しい内容は、記事の後半で紹介します。
検索結果をクリックすると、キーワードの詳しい情報がでてきます。
GOOGLE SERP :Google検索した際に上位表示されるURL
流入見込み :月間の流入見込み
リンク :外部サイトからのリンク数
DS :ドメインスコア(数値が高いほどGoogleの信頼が高く上位に表示されます)
SNSシェア :SNSでシェアされている数
キーワードリスト
気になるキーボードを保存して、キーワードリストを作成することができます。この機能を使えば、気になるキーワードが出てきた時にその場で保存して後で見返す・活用するということが可能です。
リスト名とは、キーワードを保存するフォルダ名です。僕の場合は、「作成予定リスト」という名前で作成しています。
追加したいキーワードを入力します。
キーワードリストが作成されました。
「作成予定リスト」をクリックすると、追加したキーワードが表示れます。キーワード候補を見ている時も、「リストに追加する」というボタンをクリックすれば簡単に追加可能です。
コンテンツ候補
ページタイトルURL :Googleの検索結果に表示されるタイトルとURL
流入見込み :月間の流入見込み
被リンク :外部からの被リンク数
f :Facebookでシェアされた数
p :Pinterestでシェアされた数
※シェアされた数が多い記事を参考にコンテンツを作成するとシェアされやすくなります。
FILTER
検索キーワードと同じように、コンテンツ候補もフィルターをオンにすることで、FacebookとPinterestのシェア数とキーワードの追加・除外が可能です。
2-4.競合分析
特定のドメインの分析ができます。競合分析をする際に利用すると、どんなキーワードで流入を増やしているのか、どんな流入の多いコンテンツはどれかな競合のWebサイトを丸裸にできます!すごいです!
・特定のURLを入力
トラフィック概要
今回はyahooのURLを入力しています。
オーガニックキーワード :オーガニック検索に影響している検索キーワド数
月間オーガニックトラフィック :オーガニック検索で見込める月間トラフィック数
ドメインスコア :サイトの強さを0~100で評価
被リンク :外部からの被リンク数
ランクインしているSEOキーワードの推移を年間で表示してくれます。
キーワード流入
流入をもたらしているキーワードを、流入ボリューム順に表示してくれます。また、各キーワードで検索した時のSEO検索順位(ポジション)の表示もしてくれます。
トップページ流入
どの記事が流入をもたらしているかを表示してくれます。
類似するウェブサイト
競合のドメインを登録することで、登録した競合のとトラフィック状況を年間推移で確認することができます。
競合ドメイン :分析サイトと類似キーワードでランクインしている競合サイト
一般キーワード :分析サイトと競合が共通してランクインしているキーワードリスト
キーワードギャップ :分析サイトにはなく競合でランクインしているキーワードリスト
推定トラフィック :特定期間で見込める推定のトラフィック数
被リンク :外部から設置された被リンクの数
2-5.SEO探索
競合歳のSEO状況を確認することができます。
SEO分析
今回もYahoo!のドメインでサイト監視した場合の説明をします。サイト監視では、Webさいとの状況とそれぞれの改善点を「重大な問題」「警告」「推奨」の3種類に分けて表示してくれます。各項目へ移動すると問題点と解決方法を具体的に指摘してくれます。
Webサイトの表示スピードをパソコンとモバイルでそれぞれ表示してくれます。表示速度の評価は「素晴らしい」~「悪い」の4段階で表されます。
SEOの課題に対して優先的に対応すべき項目と、難易度・SEOインパクトが表示されます。難易度が易しく・SEOインパクトの高いものから優先的に対応していくとよいでしょう。
被リンク
ドメインスコア :ドメインの強さを0~100で評価
被リンク :外部からの被リンク数
参照ドメイン :サイトの訪問に寄与したドメイン数
月間オーガニックトラフィック :オーガニック検索で見込める月間トラフィック数
被リンク経時変化 :被リンクと参照ドメインの推移を表示
獲得&消滅リンク :獲得した被リンクと消滅した被リンクの推移を表示
DAによる参照ドメイン :異なるドメインオーソリティ範囲における参照ドメイン数
ソースページタイトル&URL :Googleで検索されるURLとタイトル
DOMAIN AUTHORITY :サイトの強さを0~100で評価
PAGA AUTHORITY :URLの強さを0~100で評価
アンカーテキスト :ハイパーリンクのテキストを表示
初検知日 :被リンクを最初に検知した日
最終検知日 :被リンクを最後に検知した日
3.拡張機能でもっと使いやすくする方法
GoogleChromeの拡張機能でUbersuggestを追加することで、通常のUbersuggestを使うよりも、もっと便利に使うことができます。登録やログインなしで、誰でも無料で活用できます。詳しい内容はこちらのページで説明しています。
4.上位表示させるコツ
Ubersuggestを使えば上位表示させるキーワードを選ぶのも、コンテンツ内容を考えるのも誰でも簡単に行うことができます。具体的な方法を説明します。
4-1.上位表示させるキーワードの見つけ方
Ubersuggestを使えば、上位表示を狙うためのキーワードの選定も効率的に探すことが可能です。今回は、「マーケティング」というビックキーワドを1つ目のキーワードに設定した場合、2つ目のキーワードをどのように選べばいいかを説明します。
まずはじめに、「マーケティング」で検索します。キーワード候補をクリックし右上の「FILTER」をクリックします。
フィルターの条件は、「検索ボリューム:250以上」「SEO難易度:40以下」で設定しましょう。これはNeil Patel自身がこの条件でキーワード候補を選ぶことを推奨しているからです。またSEO難易度は40以下の場合、全て緑で表示されます。それ以上は黄色、オレンジ色で表示され、SEO難易度が高いため上位表示は難しいと判断できからだそうです。
フィルターをかけると、検索ボリューム250以上、SEO難易度40以下のキーワードの一覧が表示されます。次に、この内容をCSVで出力します。出力したCSVの中からもっと検索ボリュームが多くSEO難易度が低いキーワードを選択し記事を作成します。
また、ここで出力されたキーワード(検索ボリューム250以上、SEO難易度40以下)は全てコンテンツにすることをお奨めします。基本的にCSVで出力されたキーワードは記事にすれば上位表示されやすいので(正確には上位表示されるはずのキーワードです)、はじめに作成した記事(検索ボリュームが多くSEO難易度が低いキーワードで作成した記事)に内部リンクを送れば、その記事自体も上位表示されやすくなります。
4-2.上位表示をされやすいコンテンツ作成のコツ
上記の方法でキーワードの選定ができたら、次はどのようなコンテンツを作成すべきかを調べます。これもUbersuggestを利用すれば効率的にコンテンツの内容を探すことができます。
先ほどフィルターをかけて選定したキーワードの上位10サイトを、1位から順番に内容を確認します。記事の内容をより良くできないか、もっとわかりやすく書けないか検討します。
コンテンツ候補も同じです。シェアされている件数が多いものから順番にコンテンツの内容を確認します。確認したら、選択したキーワードで現在上位表示されている競合サイトに不足している要素をコンテンツに含めるようにしましょう。
3.まとめ
Ubersuggestは無料でこれだけの機能を使うことができるとても優秀なツールです。1度に全ての機能を使いこなすのは難しいですが、少しづつ使い方を覚えれば効率よくSEOを行うことができます。ぜひ、今回の内容を参考にUbersuggestを利用してみてください。