コンテンツアップグレードとは検索ユーザー向けの、その記事固有のボーナスコンテンツです。サイトを訪れた検索ユーザーが、自分のメールアドレスで申請することにより「コンテンツを消費する」という行為をアップグレードできる仕組みです。コンテンツアップグレードを行うことで、リストがより集まりやすくなるのでぜひチャレンジしましょう。
コンテンツアップグレードとは検索ユーザー向けの、その記事固有のボーナスコンテンツです。サイトを訪れた検索ユーザーが、自分のメールアドレスで申請することにより「コンテンツを消費する」という行為をアップグレードできる仕組みです。コンテンツアップグレードを行うことで、リストがより集まりやすくなるのでぜひチャレンジしましょう。
目次
コンテンツアップグレードとは
コンテンツアップグレードとはCTA欄など記事コンテンツ内で、記事コンテンツの内容と直接関係のあるオファーをすることです。ページ固有のコンテンツを別途作成する必要があるため、サイト全体で共通のオファーを行うリードマグネットと比べて手間がかかるデメリットがあります。
しかし新しくサイトに記事を追加することなく、今ある記事を「アップグレード」できるメリットがあります。日本ではあまり馴染みのないテクニックですが、海外では数年前からよく行われていて、今後日本でも広まるでしょう。
今の日本のサイトでは主にサイト全体で共通したオファーが多く、記事コンテンツの内容と直接は関係のないオファー内容となっている場合が多い現状です。しかし当然ながら記事を最後まで読んだ検索ユーザーとしては間接的にしか関係してこないオファーよりも、直接関係のあるオファーのほうがリストを落としやすい傾向があります。
たとえば「キーワード選定」というキーワードを狙った記事に「SEO項目のチェックポイント30」ではなく、「キーワード選定のワークフロー一覧PDF」の方が効率よくリストを集められるのです。
コンテンツアップグレード10のアイディア
コンテンツアップグレードのアイディアを、以下の10個紹介します。
- 記事に関連するファイル
- 使用機材やツールの紹介
- 直接アドバイスを受ける権利
- 製品やサービスの1ヶ月無料
- 影響を受けた本や講座
- 記事を掘り下げたコンテンツ
- エクセルやスプレッドシートのテンプレ
- スペジュール感がわかるカレンダー(予定表)
- 本人、または読者の実践レポート
- サイト内や実務で使っているコード
記事に関連するファイル
記事に関連するファイルも汎用性が高く多くの人に有益です。チェックリストや手順表、特定項目についてまとめた小冊子(PDF)など、コンテンツアップグレードの基本です。
使用機材やツールの紹介
ジャンルによっては使用機材やツールの紹介はウケのいいコンテンツアップグレードとなります。皆さんそれぞれに自分のツールに対するこだわりがある事が多いのでコンテンツとして作りやすく、また「あの人の使用機材を知りたい」というニーズはどの分野でも一定数以上あります。
よくYouTuberが「僕が実際に撮影→公開までで使用している10のツール」というような動画を出していますよね。同様ものを動画やPDFなどにまとめて配布しましょう。
直接アドバイスを受ける権利
アドバイスも多くの方に有益です。アドバイスといっても直接アドバイスするだけではありません。「~についてよくある質問集」や「初心者が知っておくだけで3割時間を短縮できるtips集」など、自動化を意識したアドバイスコンテンツでもよいでしょう。
製品やサービスの1ヶ月無料
もし月額課金制のサービスを紹介するのであれば、そのサービスの1ヶ月無料などのお試し期間をオファーしてもいいかもしれません。もともとの製品にお試し期間がない場合、強力なオファーとなるでしょう。
影響を受けた本や講座
あなたが実績をあげるにあたって影響を受けた本や講座を、一覧にまとめて紹介するコンテンツアップグレードです。あなたと同様に成果をあげたいと考えるユーザーに有益なコンテンツとなるでしょう。
記事を掘り下げたコンテンツ
記事を掘り下げたコンテンツをコンテンツアップグレードとするのです。記事では簡単な「クイックスタートガイド」程度にとどめておいて、完全なガイドをコンテンツアップグレードにすることで本気度の高いユーザーのリストが集まりやすくなります。
エクセルやスプレッドシートのテンプレ
電子メールテンプレート、予算テンプレート、名刺テンプレートなど、世の中にはテンプレートで解決できる事が多くあります。
スペジュール感がわかるカレンダー(予定表)
How(どのように)について触れた記事では、やるべきことの速度感がわかるようなカレンダー(予定表)をエクセルやPDFで配ってみましょう。予定を立てるのが苦手な人が多いので、ありがたくリストを落としてくれるでしょう。
本人、または読者の実践レポート
記事の中の情報によって筆者が、または読者がどのように変わったのかを記したレポートを配布しましょう。8割のユーザーがユーザーレビューを参考にしているというデータもあるので、実践レポートは強力なリスト収集ツールとなるでしょう。
サイト内や実務で使っているコード
WordPressをカスタマイズするコードなど、ユーザーがコピペするだけのコードを配布しましょう。記事内である程度のカスタマイズ事例を紹介してコードを配布した後、「もっと工夫するとこんな事もできますよ。ほしい方は登録を」という流れになります。
コンテンツアップグレード事例3つ

Hubspotの「コンテンツマーケティングの計画を立てるための手順ガイド」は典型的なコンテンツアップグレードです。
- コンテンツマーケティングとは?
- 企業がコンテンツマーケティングに取り組むことが重要である理由
- コンテンツマーケティングの戦略を立てるための7つの手順
- コンテンツマーケティングの効果測定
という流れで記事が進んでいき、記事内でWhat(そもそも何なのか)から効果の確認方法まで網羅されています。その上で、Howの部分を具体的なワークとしてマッピングテンプレートに掘り下げ配布しています。ぜひ参考にしましょう。
Hubspot:コンテンツマーケティングの計画を立てるための手順ガイド

Hubspotはアメリカの代表的なマーケティング企業のひとつだけあって、このふた記事以外にもコンテンツアップグレードが進んでいるイメージでした。
「カスタマーサクセスとは?カスタマーサポートとの違い|どちらを優先させるべきか?」ではカスタマーサポートとカスタマーサクセスの違いが知りたい人に、顧客満足度を上げるためのツールを配布しています。
Ferret:【10選比較】MA(マーケティングオートメーション)ツールの機能・特長・メリット、b→dash・SATORI・Marketoなど

ferretの「【10選比較】MA(マーケティングオートメーション)ツールの機能・特長・メリット、b→dash・SATORI・Marketoなど」という記事もコンテンツアップグレードとなっておりましたので紹介します。
「MAツールが知りたい」というニーズに、対して記事とは違う切り口で紹介する追加レポートとなっています。