「いつか成功して周りに認めてもらう」
「いつか今よりもお金を稼いで、大きな家へ引っ越す」
「いつか独立し、家族や親をもっと楽させてあげる」
でも、現実は…
金曜の仕事終わりに、同僚や友人と飲みに行く。土曜日の朝、昼過ぎまで眠っている。
それでも大丈夫。だって、自分は他の人とは違うから。
そんなことを、3年前も思っていたし、去年もそう思っていた、今年もそう思っているし、きっと来年もそう思っているでしょう。
いい加減、目を覚ましませんか?
目次
1.人生はあなたの望むものをくれない
残念ですが、人生はあたの望むものをくれません。その理由は…
1-1.思考は現実化しないし、引き寄せなんて存在しない
「思考は現実化」しないし「引き寄せの法則」もありません。にもかかわらず、思考だけで望む未来を引き寄せられると本気で信じてしまう人がいまだに多いのは、情報弱者として都合の良い情報を刷り込まれ続けているから。「思考が現実化する」「引き寄せの法則」「お金持ちの共通点」などのテーマを書店で多く見かけるのは、そう言った方が儲かるからなんです。
仮にあなたが思考の天才か引き寄せの達人なら話は変わってきますが、このブログを見ている大多数の方は普通の方のはずです(違ってたら、ごめんなさい)。普通の私たちが、どんなに願っても、どれだけ思考に没頭しても、現実はそのままで変わらない。何度試しても、期待する結果は得られないことに早く気付くべきです。
1-2.去年と同じ事をしているなら、来年もそうしている
なぜか人は経過する時間とともに、物事が改善されると考えています。例えば、「今から3年後に月収100万円稼ぎなさい。」と言われると無理だと思うけど、それが1年後なら「稼げるかもしれない。」と考えがちですが、それは見通しが甘すぎるわけです。
考えてみてください。もし今年、去年とまったく同じことを繰り返しているのなら、来年もその状態は変わることはほぼありません。事実、数年後も、同じ問題や課題に頭を悩ませている可能性が高いのです。
このような時間の流れの中での楽観主義は、現実を直視しない危険な姿勢と言えます。結果、現状はさらに厳しくなり、新たなチャンスすら逃してしまうことになります。
2.人生はあなたが受け入れたものをくれる
人生は望むものでなく、あたが受け入れたものを与えてくれます。
2-1.現実はシンプル
人生における出来事は、多くの時、原因があり結果が生まれます。この原則は変わることがありません。日常の中で私たちが経験する出来事の背後にすべてこの原則が適応されます。
例えば、常日頃から努力をし持続的に行動することで、理想の状態や達成感という結果が得られます。一方、放置や先延ばしを選ぶと、進展もない状況と後悔という結果が待っています。
このように、人生は自分が受け入れたもの、すなわち選んだ原因に対する結果が反映される。複雑に見える現実も、この原因と結果の法則を理解すれば、意外と単純です。そして、より良い結果を追求するためには、日々の選択や行動、考え方を意識的に選ぶことが求められるわけです。
2-2.“普通”を味方につける
あるアメリカの軍人が、彼の「普通」について語ったことがあります。とても興味深い内容なので紹介します。
俺が海軍でトレーニングをしていた時
「どうやって18カ月も居たんだ?」って聞かれた
「プログラムは1回6ヵ月なのに」
「お前は1年で3回の”ヘルウィーク”をこなしたんだろ」
「誰もそんなことしたことないぞ」
「どうやってやったんだよ」って
俺の“普通”について話した
俺は子どものころに月7ドルの家に住んだことがあるが
最高だった
他の家を知らなかったから
それが俺の普通だった
一度その家を出て月236ドルの家に引っ越した
その時は、あんなクソみたいな場所には戻りたくないと思った
ただ、もし月7ドルの家に戻ったとしたら
「ここが俺の住むところだ」
「これが俺かって」思う
そうすると俺の心は「了解、ここが家だ」って思う
俺が海軍のトレーニングを18カ月していた時に
全て厳しいトレーニングを繰り返して
1回目が終わった後に思ったんだ
この旅は長くなるなって
身体は壊れてた
それが経験したことだ
それが俺の“普通”になったんだ
みんなが普通に仕事に行くみたいに
君は仕事に行くときスーツとネクタイをするだろ?
同じ感覚で毎日苦しみに立ち向かっていた毎日苦しんだ
脚が壊れダクトテープで固定した
疲労骨折
脛の骨膜がはがれ体は壊れてた
これが俺の“普通”だったんだ
俺の心は、体が壊れていなかったら
「どうかしたのか?」
「体は壊れてなきゃいけないだろ」って
そして心はどんどん強くなっていく強く
「どうやって折れた脚で走ってたの?」って
「脛もおれてたんだろ?」って
俺の心はこれが”普通”だって
俺らはトレーニング中だぞ
それが俺の“普通”だった
逃げ道も断った
君は何をしていようと熱中するんだ
そして逃げ道を断つんだ
あなたはこのエピソードから何を感じますか?
3.今この瞬間に集中する
多くの人が、時間は「過去 → 現在 → 未来」の順で流れていると考えています。しかし、それは間違いです。過去も未来も存在しません。あるのは“今”だけ。
3-1.「今」が全て、未来はただの幻想
「将来の可能性」や「明るい未来」など言えば聞こえはいいですが、未来なんてものは実際には存在しません。
やりたいこと、会いたい人、体験したいことがあるのに、未来のことばかり考えて、「今」を先延ばしにしてしまうわけです。そして、それが習慣になると、数年後も同じ場所で同じことを考えていることでしょう。
大切なのは、「今」という瞬間にもっと意識を集中すること。未来は「今の積み重ね」でしかないわけです。明日も明後日も、やってくるのは「今」。だからこそ、「今」を大切にし、最善の行動を取ることで、人は理想の状態を手に入れることができるのです。
3-2.中途半端をやめる
人生の大部分は「仕事」です。その「仕事」に全力で取り組まなければ、本当の充実感や達成感は得られません。中途半端な姿勢である限り、それらの感覚には一生手が届かないでしょう。
これは、単なる努力や我慢をしろという話ではなく、夢中になることが重要だという話です。いま、この瞬間から「興味のあるもの」や「ワクワクするもの」を選択し、心が踊るものに全力で振り切ってみる!
その決意が、人生の質や方向性を向上させる鍵になります。
今、この瞬間を全力で生きること、それこそが理想の人生へと繋がるわけです。あなたの「今」は、心から取り組みたいものですか?
4.まとめ
私たち多くが「いつか」という言葉を用いて、大切な夢や希望を先延ばしにしています。しかし、残念ながら“いつか”という瞬間は、永遠に訪れることはありません。現実には、「今」という瞬間しか存在しないのです。未来は確定していないため、希望だけを胸に未来を待つのではなく、現在の行動が未来を形作る唯一の力となります。いつかを追い求めるのではなく、いまこの瞬間に一歩を踏み出すことこそが、。さあ、待つのではなく、自らの手で希望の明日を作るために、攻めて行こう!!