こんにちは!会田です。
自由を求めてフリーランスになったのに、仕事に縛られ逆にストレスが増えた、という人は意外に多くいます。会社員の頃と何も変わらない…毎日目の間の仕事をこなすだけの日々。
そんな現実から、脱却し理想の働き方を実現するための方法をお伝えします。
目次
1.フリーランスの間違った働き方
フリーランスとして頂点を目指すには、どう働くか、どんなビジネスモデルを採用するかがカギを握っています。けれど、実は多くのフリーランスが、知らず知らずのうちに罠となる働き方にはまってしまっているんです。以下に、特に注意を要する働き方を挙げ、それぞれの落とし穴について詳しく解説します。
1-1. 下請けとして働く
下請けとして業務を担当する場合、元請けの会社や個人を介しての仕事となります。この関係性の中で、元請けがどのような契約をクライアントと結び、どのような対応をしているのかが、下請けにはしばしば伝わらず、コミュニケーションが途絶えがちです。結果として、クライアントの真の要求や期待値が不明瞭になり、適切な業務遂行が難しくなる傾向があります。
加えて、例えば元請けがクライアントから500万円で業務を受け取っているのに対し、下請けには50万円のみが支払われるというケースが見られます。このような場合、元請けと下請けの報酬の間に大きな隔たりが生じ、クライアントの期待値と下請けの受け取る報酬との間でのギャップが問題となります。さらに、このような状況の中で仕事を継続するため、低い単価の仕事も受け入れざるを得なくなることが多く、自身の権限や行動範囲が制約されることが増えます。
1-2. 何でも屋になる
ビジネスの場面で、さまざまな業務やプロジェクトを「何でも引き受ける」働き方は、一見、多様な要望に応えられるように見えます。例えば、マーケティング関連の業務では、広告の制作からSNS運用、SEO対策、イベントの企画まで、手を広げることが求められることもあります。しかし、このような多岐にわたる業務を引き受けることで、一つ一つの業務の専門性を深めるのが難しくなり、中途半端になりがちです。この結果、各業務の質が低下し、効果的な成果を出すのが難しくなります。
1-3. 営業を紹介任せにする
紹介に頼る営業方法は、安定した収入を確保する上で非常にリスキーです。知人や既存のクライアントからの紹介に頼るあまり、新しい顧客層やビジネスチャンスを見逃すことがあります。積極的なマーケティングや営業活動を行わないと、持続的な成長は難しくなります。
1-4. 安い単価で働く
低い単価での仕事受注は、短期的な収入を確保する上で有効に思えますが、長期的な視点では自身のスキルや経験を適切に評価されずに終わるリスクが高まります。また、低単価での仕事が多くなると、質の高い仕事を求めるクライアントからの依頼が減少する可能性も。
これらの間違った働き方を避け、自身のスキルや経験を最大限に活かすことで、フリーランスとしての成功と成長を目指しましょう。
2.業者からパートナーになる方法
多くのフリーランスは、ビジネスの進め方や働き方において、自身の価値や方向性を見失ってしまうことがあります。この状態から抜け出す方法を説明します。
2-1. 業者から問題解決の専門家へ
多くのフリーランスが、ただの「作業者」としての役割を果たすことが多いんです。これが「業者」として見られる最大の要因。ただ指示通りのタスクをこなすだけで、クライアントの本質的な問題を解決しきれていないんです。そんな状態であれば、他の誰かと簡単に代えの効く存在と見られてしまいます。ここで大事なのは、その現状に気づくこと。
こちらから顧客の問題を適格に把握し、それを解決すれば、今までの関係は逆転します。そうすれば、自分の提案もクライアントに受け入れられやすくなり、更に高い品質のサービスを展開できるようになります。
2-2. 時間との縛りを超える収益モデルの採用
従来の時間に縛られる労働モデルから、労働時間に縛られないビジネスモデルへの転換は、収入を増やして安定させるためのカギとなります。具体的な手段として、Eラーニングや動画、テキストコンテンツの作成、便利なツールの販売、オンラインの講座開催、テンプレートの販売など、クライアントワークじゃない新しい働き方が考えられます。こうした方法で、一回作ったものでずっと収入を得ることができます。それがビジネスをしっかり立て上げ、収益を大きくするポイントです。
このスタイルを取り入れることで、フリーランスとしての実力を上げて、業界で「困ったときの頼れるプロ」として名を馳せることが、クライアントワークのルーチンから脱却するための秘策ですよ。
3.パートナーからビジネスオーナーへなる方法
多くの人が、自分のビジネスを持つことで「自由になれる」と考えて起業します。でも、現実は思ったよりも忙しく、休む暇もない日々。自分が動かなければ、ビジネスも動かない…そんな状況になりがちです。一番の原因? それは、ビジネスが「自分中心」になってしまっているから。成功しても、自分がいないと回らない仕組みは、結局「新しい仕事場についただけ」みたいなもの。これを変えるためのキーワードは「拡張性」。自分がいなくても成長するビジネスを作ることが、ビジネスオーナーになる方法です。
3-1.人に任せられるか?
ビジネスの成長を追求する上で、どれだけ自分の手を離れてもビジネスが機能するか、ということは非常に重要な要素です。特にサービス業の場合、人が直接関わるビジネスの拡大には、スタッフを増やす以外に方法が少ないのが現実です。
最初のうちは、自分自身がサービスを提供することが中心かもしれません。しかし、ビジネスを拡大し、さらなる利益を追求するためには、他の人材を育成し、彼らに業務を任せることが必要になります。
しかし、注意点として、自分の特定のキャラクターや特技に依存したサービスの場合、スケールが難しくなることがあります。例えば、自分の個性や特技でサービスを提供している場合、それを他の人に簡単に任せることは難しいでしょう。
このような場合、ビジネスの拡大や自分の業務からの解放は難しいので、ビジネスモデルやサービスの内容を再考することが求められます。
3-2.資産を増やせるか?
ビジネスを成功させるには、「資産を増やす」ことがポイントです。よく、車や家を「資産」として考えがちですが、ビジネスの視点ではちょっと違います。
本当の資産とは、お金を増やしてくれるもの。つまり、お金を生む力があるものです。逆に、持ってるだけでお金が減ってしまうものは「負債」。たとえば、在庫があると資産って言われるけど、それが売れる商品なら資産。売れなければ、ただの負債。
ビジネスで成功するためには、この資産をどんどん増やしていくことが大切。つまり、「売れる商品の在庫を増やす」や「効果的な売り場を増やす」、「優秀なスタッフを増やす」など、ビジネスを成長させるための「本物の資産」を増やし続けることがポイントです。
そして、この考え方を逆にしたら、量産できない商品や増やせない人材、限られた場所にしか店を出せないビジネスは、スケールが難しいとも言えます。この点をしっかり理解することが、ビジネスオーナーへの第一歩ですね。
4.まとめ
フリーランスとしてのクライアントワークは、多くの魅力とともにさまざまな課題をもたらします。特に「下請けとして働く」場合や「何でも引き受ける」姿勢は、初めはクライアントのニーズに幅広く応えることができるように思えますが、長期的な視点で見ると、自らのスキルや価値を十分に発揮できないリスクが高まります。
しかし、クライアントとの関係性をただの業者としてではなく、パートナーとして築くことで、このような問題を克服し、より質の高いサービスを提供し続けることができます。具体的なスキルの深堀りや、自らの得意領域の明確化、そしてクライアントとのオープンなコミュニケーションを重視することで、フリーランスとしての立場を強固にし、自分自身の価値を高めていきましょう。
そして、ビジネスオーナーとしての視点も忘れずに。成功するビジネスは「拡張性」というキーワードにも隠されています。自分だけでなく、自分の存在を超えて価値を生み出す仕組みを作ることが、真のビジネスオーナーとして、そして真のビジネスパートナーとしてのポジションを確立する鍵となります。