こんにちは。会田です。(@saku5433)
“25歳で結婚して26歳でこどもができ、28歳でNYに移住しバリバリ働いている”これは社会人1年目22歳の僕が立てた人生設計の一部です。割と早く結婚して、こどもを作ろうとしていますが、この通りに人生が進んでいたら「もっと遊んでおけばよかった」なんて思うかもしれませんね。
あなたも、いままで一度は将来の設計を立てたことがあると思います。特に社会人になると、嫌でもキャリアや将来について考えてしまうもの。そして多くの人が自分の理想の人生を描きますが、残念ながら思い描いた通りの人生にはなりません。なぜでしょうか?
今回は人生が設計通りに進まない人のために、正しい人生の扱い方をお伝えします。これを読んだ後、あなたの人生は少しずつ好転していくでしょう。
目次
1.人生設計が無意味な理由
面白いことに、多くの自己啓発本やネット記事には「目標を明確にすること」「人生設計を立てること」は、理想の人生を実現するために必要だと言います。そして、計画を立てることは、将来の不安をなくすことに繋がると。本当にそうでしょうか?
どんなに目標設定や人生設計をしても、計画通りに物事が進まなければ不安はなくならないし、もっと言うと計画通りに人生が進んだことなど今までに一度もありません。そして、きっと多くの人が僕と同じような経験をしているはずです。
1-1.人生は思い通りにはならない
あの有名なアメリカ元大統領エイブラハム・リンカーンの人生は、人生が思い通りにいかないことの手本にできるほど波乱万丈でした。
リンカーンは小売店のビジネスで失敗し、農場の経営でも失敗。その後、議員にもなりましたが辞めてしまい、恋人も失いました。神経症にも苦しみ。再び議員になり議長にまでなりましたが、また辞めてしまいます。その後、副大統領になりましたが、またまた辞めてしまい上院議員にもなりましたが辞めてしまいました。その後、ようやく第16代アメリカ合衆国大統領になります。
リンカーンは小売店ビジネスで成功を収めようとし失敗。農場経営でも成功を収められず失敗。彼の人生は挫折の連続でした。最終的にアメリカ合衆国の大統領になりましたが、はじめから大統領になろうと考えていたわけではなかったようです。
リンカーンでさえ、人生を思い通りにすることはできませんでした。それなのに、僕たち一般人がどうして人生を思い通りにできるのでしょうか….
1-2.計画や目標は機能しない
もしかしたら、あなたは計画や目標がなければ、前に進めないし軌道修正できないと考えていませんか?それは、人生は単純で直線的に物事を考えている人の特徴です。本当は人生はそんな規則正しくないし、現実ではいくつもの道が複雑に枝分かれしています。これらの要素を計画通りに管理することはまず不可能で、必ずどこかであなたの前に壁が発生します。
計画を立てたり目標を設定すると、人生を管理できているように感じますが実際は何も変わらない。仮にいま計画や目標を立てても、明日にはいつも通りの日常を送ることになるでしょう。
1-3.平均以上になろうとして平均的なことをする
あなたは豊かな人生を送りたいですか?平均よりも上の人生を送りたいですか?多くの人が人生計画や将来設計を立てる理由の一つは、よりよい暮らし(理想の暮らし)を送るためです。
しかし、ここで1つの矛盾が発生します。それは、計画を立てようとする人のほとんどが、「周りよりも良くなろうとして、周りと同じことをする」のです。計画を立てるとは、別の見方をすれば行動を制限すること。そして、そのほとんどは「これくらいやれば」という考えに繋がります。
平均以上になろうとするなら“並みの人”をやめること。これくらいやれば計画を達成できるとか、これくらいやれば目標をクリアできるとか。その考え方自体を変えること。「自分ならもっと良くできる」という気持ちを持って行動することが、あなたを並みの人から抜け出すための唯一の方法です。
2.人生の正しい扱い方
ここまで説明した通り、人生は思い通りになることはほとんどありません。でも、だからといって悲観する必要もありません。人生の正しい扱い方を知っていれば、これまで想像もしなかったようなところへあなたは辿り着くことができます。
2-1.毎日新しいことに挑戦する
細かい目標や計画を立てたところで、どうせ上手くいかないなら、別のアプローチで目的地に辿り着く方法を紹介します。その方法は、目的を決め遊び感覚でいろいろやってみる。あとはどうなるか成り行きを見守る。以上です。
ここでのポイントは、目的と関係なく面白そうだと思ったことは、すべて即行動に起こす。自分の目的と関係なさそうなことでも、後で振り返れば偶然にも全てつながることがあります。これはスティーブ・ジョブズも同じことを言っています。
“先を読んで点と点をつなぐことはできません。後からふり返って初めてできるわけです。したがってあなたたちは、点と点が将来どこかでつながると信じなければなりません。”
だからこそ、毎日“試し続ける”こと。試行錯誤を繰り返しながら前に進もうと動き回ること。チャンスの数が多ければ多いほど、コインの表が出る確率も高くなるのです。
ちなみに、毎日新しいことに挑戦するとは、1日も欠かすことなく挑戦することで、これはもの凄く大変なことです。とんでもなく疲れます。そして、毎日新しいことに挑戦し続けられる人はほんの一握りでしょう。 だけど、間違いなく毎日わくわくし充実します 。だからこそ、他人と大きな差が生まれるのも、また事実です。
2-2.あらゆるものを変化させる
“そこそこの人生で終わる人”と“一度きりの人生を過ごす人”には明確な違いがあります。その違いは、仕事でも人生でも「もっと良くなる」と信じ、変えられるものはどんどん変えようとすることです。
わかり易い例えとしてビジネスを例にしてみます。Webを使ってハンドメイドのアクセサリーを販売する場合、まず販売ページを作ります。そして、見栄えのいい画像をアップし商品の説明を加えます。さらに、購入者の声を加えたところで、ネット広告を使いアクセスを呼び込む。ごくごく一般的な流れです。
しかし、「もっと良くしよう」と考えている場合は、ここからさらに改善を加えます。見込み客がWebページを見つけやすいように、週1回ブログをアップし、Webページを拡散させるためにTwitterを始め、集客用商品を作り見込み客へオファーをし、メルマガを配信し顧客を囲い、立上げから~黒字化までのノウハウをコンテンツにして販売する等々….。
ここで一つ言えることは、“完璧は存在しない”です。完璧だと思っている状態から、何も手を加えず変化することを怠れば、それらは時間の経過とともに一般化され、どこでも手に入るものになってしまいます。完璧は衰退の始まりなのです。
3.結論
どんなに人生設計や目標をたてても、人生は思い通りにならない。あなたも僕も、この事実については既に経験済みのはずです。それにも関わらず、いまだに「成功するためには、計画や目標をしっかりと立てることだ」と言っているのです。計画を立てて上手くいくなら、今頃世の中の半分以上の人が成功者と呼ばれているでしょう。
そうではなく、人生を正しく扱うには目的を決め「毎日新しことに挑戦する」「あらゆるものを変化させる」こと。この2つが、あなたの人生を理想のはるか上へ導いてくれる正しい方法なのです。
あなたは、理想の人生を送るためにまず何から始めますか?