どうも。しゅうさくです。(@saku5433)
あなたは自分自身に対して劣等感がありますか?もしかしたらそれは、あなたの勝手な思い込みかもしれません。
人が抱く劣等感は事実や経験が原因ではなく、事実に対する自分自身の判断や経験に対する評価から生まれています。わかり易く言うと、自分が決めた基準をもとに優劣を判断しセルフイメージを作り上げているのです。
ということで、今回は自分自身が作り上げているセルフイメージを正しく理解し、どうすればセルフイメージを高められるのかを説明します。
目次
1.セルフイメージとは
セルフイメージとは、「自分はこういう人間だ」という自分自身の認識・自分に対する思い込みです。そして、人はセルフイメージ通りの人格になろうとします。
例えば、「自分は優秀な人間だ」と思っていれば、優秀なふるまいをします。逆に、「自分は稼ぐことができない人間だ」と思っていれば、無意識で稼げない行動を起こします。
ここで重要なのは、自分の認識や思い込みは、すべて自分にとっては真実であり、決して疑おうとしないことです。簡単に言うと人はセルフイメージによって、思考や行動、感情までもが支配されているのです。
1-1.間違った思い込みをしていないか?
もしあなたが、思い通りの人生になっていないと感じているなら、一度自分自身に対して間違った思い込みをしていないか、疑ってみることを薦めます。なぜなら、どんな人でも自分に対する間違った思い込みをしているから。もちろん、人によって差はありますが。
間違った思い込みをする典型として、他人と比較することが挙げられます。そもそも、自分を他人の基準で判断することが間違っています。自分を判断するのは自分の基準でなくてはいけないし、他人もまたその人の基準で自分を判断するのが正解です。
・あなたは、劣っていない
・あなたは、優れてもいない
・あなたは、あなたであって、それ以上でもそれ以下でもない
この3つを理解することが、自分自身に対する間違った思い込みを捨て去る方法です。自分と他人を比較するという考えは、従順な人間を育て上げるために国やメディアが作り上げた洗脳の一種と言えます。
1-2.過去の失敗や行動は忘れる
多くの人が、いまの状況を作り出しているのは、過去の自分の決定だと思っています。しかし、本当は過去でなく未来の目的がいまの状況を作り出しているのです。未来の目的があるから、いまの行動が変わる。いまを変えたければ目的を変えること。
過去の失敗や行動、ネガティブな思い込みは時間の無駄です。そんなものは無視してください。なぜならそれらは、いまの状況を変えるのに何の意味も持たないのだから。
2.セルフイメージを高める正しい手順
ちなみに僕は、セルフイメージを高めれば物事が上手くいく、という考え方を信用していません。どちらかと言うと、目標に向かって全力で行動し、その過程で得た経験や知識、成果が自信になりセルフイメージを高めると考えています。簡単に説明すると「行動 → 経験・成果 → セルフイメージが高くなる → 新たな行動」という循環がセルフイメージを高める正しい手順ということです。図で表現するとこんなイメージです。
つまり、セルフイメージを高めるためには、まず行動が必要ということです。行動するから自信が付いてセルフイメージが高くなる。この順番を理解していなければ、いつまでも同じ場所で足踏みすることになります。「自分には行動力がない」と思っている人はこちらの記事を確認してください。感情やモチベーションに頼らず行動力を高める方法を説明しています。
3.セルフイメージを下げる原因と対策
セルフイメージを高め維持するには、セルフイメージを下げる原因を知り対策することも大切です。グラスにいくら水を注いでも、穴が空いてたら満杯になることはなく、注いだ分だけ流れ出てしまいます。それでは、どんなに行動しても意味がありません。
ここからはセルフイメージを下げる原因と対策について説明します。
3-1.物事の原因を他人や環境のせいにする
他責思考と言われる考え方です。物事が思い通りに進まないときに、その原因を自分ではない第三者や環境のせいにする。これは良くないです。セルフイメージを下げる原因になります。
その理由は、他責思考は自分に責任がないと考えるため、それ以上行動しなくなるからです。他責にした瞬間に、脳が思考停止状態になります。そうではなく、「原因は自分にあると考える」ことがセルフイメージを下げない対策の一つです。自分に原因がある→自分で解決しようと考える→自分でコントロールできる範囲が広がる、となるのです。
極端な話ですが、世の中で起こる全てのことは自分に原因があると考えれば、世の中の全てをコントロールできるのです。とは言え僕たちは、すべてをコントロールする必要もないし、使えるリソースにも限りがあります。自分の人生に影響を及ぼす範囲内で、責任を持つことが適切です。
3-2.他人軸を基準にしている
世間ではお金を稼いでいる人が偉いとか、経営者は成功してるとか謎の基準があります。そして残念なことに、多くの人がこのような他人軸の基準に縛られて生活しています。他人軸で生きるとセルフイメージが下がります。
その理由は、承認欲求に支配されるからです。欲求を満たすためなら、人は自分姿を簡単に偽ります。自分を偽ることは、自分の才能や能力に蓋をすること。その結果、自分の力を十分に発揮できずセルフイメージが下がってしまう。だから、他人軸ではなく自分軸で生きる必要がるのです。
自分軸とは周りの評価よりも、自分の信念に基づいて行動することです。例えば、自分が楽しいと思えることや、心が満たされるかどうか等を判断基準にします。他人の評価を気にする必要がなく、積極的に挑戦できるのでセルフイメージが下がることはありません。
4.セルフイメージの効果
仮病で会社を休んだ翌日、病み上がりということもあり、まだ少し体調が悪いふりをしていると何だか本当に気分が悪くなり体調が優れなくなる。知り合いの頭痛が酷いという話を聞いているうちに、なんだか自分も頭痛がしてきた。
このように、人は現実と想像を区別できません。自分が現実だと考えたりイメージしたことに応じて反応するようになっています。言い換えると、人は自分の周りから得た情報や信念・イメージに対して反応するのであって、物事の実体や事実に対して反応するわけではないのです。
自分が望む結果が既に出ているように思い集中することが、行動の質を上げ最終的なゴールへとあなたを導くわけです。
5.結論
「セルフイメージを上げれば上手くいく。」「どうすればセルフイメージが上がるだろうか?」と、とうだうだ言ってないで、ターゲットを見直すなり、価格を上げるなり、ブログを書くなり、とにかく「行動しようぜ!」と言うことです。
繰り返しになりますが、セルフイメージを高めるから物事が上手く進むのではありません。行動し知識やスキルが増えるから自信がつき結果が出る。その結果セルフイメージが上がるのです。この順番を理解していないと、いつまでたっても行動できず、同じ場所で足踏みしながらただ時間だけが過ぎていく、という状態になるのです。
あなたは自分の目標を達成するためにまず、セルフイメージを高めますか?それとも….